農村RMO形成について

農村RMOの形成過程

 農村RMOを形成するまでの過程は、地域状況等に応じて多種多様であり、決められた手順に基づき進められるものではありませんが、地域の体制や集落機能の発揮状況から、大きく分けて3段階に分けられます。

 立ち上げ期では、地域住民全体で相互理解を高めながら、組織の必要性を浸透させていくことが求められます。地域づくりを一人の力だけで進めることは非常に困難であるため、目指す方向性を地域内に広めていくことが大切になります。

 形成期では、主体性が発揮され、共通認識を持ち、活動が具現化されていきます。地域のビジョン(目標)を明確にし、地域に適した活動方針を定め、色々な調査活動や実証活動に挑戦し、成功や失敗を重ねながら、徐々に組織体制や地域で実践可能なことをブラッシュアップしていきます。

 定着期では、活動や組織体制が継続、発展していきます。これまでの経験やノウハウを生かし、将来の地域の姿を考え、長く続けることができる組織形成が進みます。一部では、技術面や経営面での支援を受けながらさまざまな活動に着手し、組織の収入で活動し自走している団体もあります。